以前は、あたかも個人情報を手に入れたかのように画面にIPアドレスを表示し、振り込むよう誘導するものなどがありましたが、最近はこんなものも出回っているようです。

 

1. 架空請求の概要

まず、メールで訴状のようなものが届きます。

訴状送達のお知らせ
本案件は貴殿が本訴状を受け取った時点より係属中となるものとする。

■支払督促申立事件
第1 請求の趣旨
1 被告は原告に対し、登録時より現在までにおける滞納金及び遅延損害金の金35万円を支払え。
2 訴訟費用は被告の負担とする
3 仮執行宣言

第2 請求の原因
1 被告との取引
被告は登録時より弊社webコンテンツサービスの月額料金を滞納し、現在も未払いの状態である。また再三の料金請求に対し支払い意思なく誠意ある対応が一切なかった。

※以下詳細に関しましては、プライバシー保護の為下記よりログインしご確認の上、早急にご対応ください。
http://nzbxncbvzne.biz/******************************

◆送信専用の為、返信不可

◆債権委託収納センター
総合窓口:末 原

 

で、URLをクリックすると、以下のような画面が表示されます。

平成27年*月*日

訴訟物の価格 35万円
ちょう用印紙額 3万1,600円

1.被告は原告に対し、登録時より現在までにおける滞納金及び遅延損害金の金35万円を支払え。
2.訴訟費用は被告の負担とする
3.仮執行宣言

1.被告との取引
被告は登録時より弊社webコンテンツサービスの月額料金を滞納し、現在も未払いの状態である。また再三の料金請求に対し支払い意思なく誠意ある対応が一切なかった。
2.結論
よって、原告は被告に対し、支払督促申立に基づき金35万円を要求する。また、支払いに応じなかった場合、被告の財産差し押さえ執行を要求する。

1.甲第1号証 取引履歴照合表(被告作成)

1.訴状副本       1通
2.甲号証写      各1通
3.資格証明書      1通
以上
原 告 鈴木武 印

原告訴訟代理人弁護士 山田雄一郎 印
※退会を希望される方、登録した覚えのないという方
貴方様の登録経緯は弊社には分かりかねますが、お客様が利用されたサイトなどの中に利用規約により弊社サイトを同時利用出来る主旨の記述があったにも関わらず確認不足により同意し登録されたケースは一般的にも多く、貴方様も同様の事例に該当する可能性がございます。
ただ、そういった場合も例外なくまた広告主様のコンプライアンス如何に関わらず、過失であったとしても規約上登録が認められ法的に正当な請求である以上、貴方様のお支払い義務を取り消す事は出来ません。
また、過去の事例からも電子消費者契約法適用内の正当なご請求として認められており、無視されても貴方様にとって不利益にしかなりませんので必ずご対応くださいませ。

 

 

画面には、ハンコまで押印してあり、あたかも本物のような印象を与えようと必死です(笑)。

 

このようなメールが来ても、こちらから連絡して個人情報を教えるようなことは絶対にしてはいけません。

 

なぜなら、これは明らかな詐欺メールだから。 以下に、矛盾点をあげます。

 

Screenshot_2015-07-08-09-43-03

 

しつこいメール。

「今後の生活については一切関知されません」ってなんやねん。

元から関知されてねーわ!

日本語をイチから勉強し直した方がいいレベル。

 

 

 

 

2. 架空請求であるとする根拠

私は、法学を専門に学んだこともあり、このような訴状がいかに馬鹿げたものであるか分かりますが、一般の方の中には、このようなメールが届いて、不安になる方もいらっしゃるかと思います。

いい歳して、こんな卑劣な手口で金を巻き上げようとするなんて、許せませんね。

この訴状の矛盾点を、以下に掲げます。

 

(1)原告の住所、及び、被告の氏名・住所がない

この訴状らしきものには、原告である鈴木武さんの住所がありません。

なぜないか?

架空請求詐欺で、住所なんて書けないからです(笑)。

 

さらに、被告の氏名・住所がありません。

なぜないか?

メルアドしかわかんないから(笑)。

大量に送ってるので、氏名なんて書けるわけないし、メルアドしか知らないので、住所も書けません。

本当は氏名を書きたいけど、「貴方様」、「貴殿」などと決して名前を言えません。

だって、知らないんだもん。

なんで、うっかり電話して氏名や住所を教えてはダメですよ!

 

(2)代理人弁護士は存在しない

弁護士に限らず、すべての士業は、みな登録制。

だから、弁護士は全員登録されているはずで、最近では、事務所名や登録番号まで、ネットですぐに調べられるんですね。

で、この山田 雄一郎なんて弁護士は存在しません。

原告の苗字も「鈴木」だし、明らかに一般的な苗字。

こんなのすぐに偽名だと分かります。

まぁ、アホな架空請求業者が考えた詐欺だから、仕方ないか。

 

(3)文章のつたなさ

「貴方様の登録経緯は弊社には分かりかねます」

ってアホか!

経緯も分からないのに、回収を引き受けたんですかね、この会社は。

本当にバカが考えた文章を、バカが使って詐欺をしてますね。

 

(4)Googleでのひどい評判(笑)

怪しいメールが来たときに、まず、やっていただきたい対策がコレ。

電話番号でも、メールアドレスでも、とにかく怪しかったら、Googleで検索。

今回のメールについても、検索してみると、詐欺報告が、出るわ出るわのオンパレード(笑)。

こんだけ悪評立ってるんだから、さっさと止めろや。

 

 

3. まとめ

以上で、述べたように、最近の架空請求詐欺は、法律知識に詳しくない一般の方を狙った卑劣な手口となっています。

もし、間違えて振り込みなどをしてしまった場合は、すぐに警察などに連絡しましょう。

 

架空請求詐欺のアドレス

g18g9t6ei@i.softbank.jp

fsgfybcf@i.softbank.jp

harsb1lj@i.softbank.jp

vn3vbb3u@i.softbank.jp

ddqr6b54@i.softbank.jp

gu7y54vh5@i.softbank.jp

tlkedew9@i.softbank.jp

belkedeekl7@i.softbank.jp

i7thvngf@i.softbank.jp

uiushgis@i.softbank.jp

r0siughs@i.softbank.jp

 

 


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